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「もう・・・、むりっ」
　イったばかりなのに、葉月は動きを緩めてくれなかった。
　パン、パン・・・
　葉月のが出入りする音が鳴り響く。
　もう・・・・、だめっつ
「は・・・、じめて・・・」
　なのに、手加減して。
　といいたくても、最後まで言えない。
「はじめて、後ろだけでいったね」
　葉月にとんちんかんな恥ずかしいことを言われて、顔が真っ赤になる。
　身体が反応して、強ばったのがわかったのだろう。葉月は動きを止めた。
「司？」
　一旦、葉月は自分のを抜いた。
　ズブッツ
　その音と感覚も気持ちいい。
「はぁっつ」
　思わず、声が出てしまう。
　僕は渾身の力を振り絞って、葉月のほうへ身体を反転させた。
　涙がぽろぽろと流れる。
「司？」
　おろおろと戸惑う様子の葉月。
「初心者なんだから、手加減しろよ」
　潤んだ目で訴えると、葉月は困惑したような顔をした。
　こんな行為になれている葉月が憎たらしい。
　これって、ヤキモチ？