テキストサイズ

ツインズ・ラブ

第15章  僕と葉月(Side司)

「お前は慣れているかも知れないけど」
 その言葉を言いながらも傷つく。葉月の交友関係はよく知らないけど、葉月はたまに違うにおいがすることがある。
 多分・・・、誰かと・・・。
「僕は、はじめてなんだからっつ」
 そういった僕を葉月は抱きしめた。
「ゴメン、つい嬉しくて」
 ポンポンと頭をなでられる。
「司が嫌なら、これ以上しないから」
 そう言いながらも葉月のものは僕の太ももで大きく主張していた。あついものが僕へ次の行為を期待している。
「・・・・・・・」
 無言で葉月の胸に納まっていると、葉月は何度も僕の頭をなでてくれた。
「司と一つになれたのが嬉しくて、我を忘れてしまって、ゴメン。本当に、悪かった」
 何度も謝れると、僕のほうが悪いことをしている気がする。
 しかも、言葉とは裏腹に葉月のものはどんどん熱さを増している気がする。
 まったく、小さくなっていない。
「・・・・・・・・」
「ねっつ?機嫌直して」
 何度も甘く囁かれる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ