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ツインズ・ラブ

第16章  未知の世界(Side 司)

 目が覚めると・・・、暖かかった。
「あ・・・・?」
「起きた?」
 背中から葉月の声が聞こえる。
「ここ、どこ?」
 葉月を振り返って、聞く。
 自分も葉月も全裸であることに気づき、顔が赤らむ。
「ホテルのユニットバス」
 言われてみれば、ユニットバスだ。シャワーカーテンは閉められており、かなり狭い空間に葉月と密着してお湯につかっていた。
 僕は、そんな中、葉月の上に乗る形で座っている。
「いや、そうじゃなくて」
 なんで、こんな格好でお風呂に入っているのかってこと。
「だって、俺の中にだしたから。ちゃんと処理しないと、お腹こわすでしょ」
 そうなの?
 処理って?
 葉月の言っている意味がよく分からない。
 俺のを中に出したって・・・?
 精液のこと?
 その意味が分かって、顔がまっかになる。

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