ツインズ・ラブ
第1章 プロローグ(Side 司)
ある日の昼休み。僕は、いつものように生徒会室で弟の葉月と一緒に昼食を食べていた。
大好きな卵焼きを食べようと口を開けた瞬間、僕を呼び出す放送が耳にはいった。
ピンポンパンポン
「2年1組の篠宮司。昼食終了後、職員室田中のところへ来るように。もう一度繰り返す・・・」
生徒会顧問の田中先生からの呼び出しだった。
「何だろう」
田中先生なら、いつも僕が生徒会室で昼食を食べていることも知っている。普段なら、生徒会室に直接来てくれるのに、呼び出しなんて珍しい・・・・・。
「急用だったら、すぐに来いって言われるだろ。まずはきちんと噛んでご飯をたべろ」
口を開けたままで止まっている僕に、葉月はあきれたような声で忠告する。
大好きな卵焼きを食べようと口を開けた瞬間、僕を呼び出す放送が耳にはいった。
ピンポンパンポン
「2年1組の篠宮司。昼食終了後、職員室田中のところへ来るように。もう一度繰り返す・・・」
生徒会顧問の田中先生からの呼び出しだった。
「何だろう」
田中先生なら、いつも僕が生徒会室で昼食を食べていることも知っている。普段なら、生徒会室に直接来てくれるのに、呼び出しなんて珍しい・・・・・。
「急用だったら、すぐに来いって言われるだろ。まずはきちんと噛んでご飯をたべろ」
口を開けたままで止まっている僕に、葉月はあきれたような声で忠告する。