ツインズ・ラブ
第18章 想いの人(Side神田)
それから数時間後。
6時過ぎに1年生らしき生徒が生徒会室に飛び込んできた。ノックもせずに入り込んできた顔には全く見覚えがない。
「大変です!会長が倒れられました」
その瞬間、生徒会室にいた全員の動きが止まった。
「司はどこだ?」
怒声に近い葉月の声が狭い室内に響いた。
「保健室です」
その言葉を聞いた葉月は、
「しばらく、席を外す」
そういって、生徒会室を飛び出していった。
残された俺たちは、呆然としながらも司の安否が気になっていた。
「それで、司の様子は?」
1年生に司の様子を問うと、
「多分、過労だそうです。体育館で文化祭の打ち合わせ中に急にめまいがして、倒れたと聞いています」
「そうか」
俺自身、すぐに保健室に駆けつけたかったが、この仕事をもう少し片付けないことには、身動きがとれない。
6時過ぎに1年生らしき生徒が生徒会室に飛び込んできた。ノックもせずに入り込んできた顔には全く見覚えがない。
「大変です!会長が倒れられました」
その瞬間、生徒会室にいた全員の動きが止まった。
「司はどこだ?」
怒声に近い葉月の声が狭い室内に響いた。
「保健室です」
その言葉を聞いた葉月は、
「しばらく、席を外す」
そういって、生徒会室を飛び出していった。
残された俺たちは、呆然としながらも司の安否が気になっていた。
「それで、司の様子は?」
1年生に司の様子を問うと、
「多分、過労だそうです。体育館で文化祭の打ち合わせ中に急にめまいがして、倒れたと聞いています」
「そうか」
俺自身、すぐに保健室に駆けつけたかったが、この仕事をもう少し片付けないことには、身動きがとれない。