ツインズ・ラブ
第18章 想いの人(Side神田)
それに、ここには1年生しかいない。きちんと作業の指示、確認する人が必要だ。
「・・・・・でも」
1年生が言いにくそうに、つぶやいた。
「おかしいんですよね」
「何がだ?」
嫌な予感がする。
「僕は、会長と田中先生が体育館ステージに立っているのを見ていたんですが・・・」
周囲を気にする様子を見せた1年生を奥の書庫へ連れて行く。
田中先生と司。
何があったのか、聞いておいた方が良い。
「ここなら、他に誰も聞いていない。見たままをいっていいぞ」
「僕の位置からは、田中先生が会長を突き飛ばしたように見えたんです。会長は目眩がしたから倒れて、それを田中先生が助けようとしてくれたと言っているので、多分、見間違いだと思うのですが」
「話してくれてありがとう。ただ君の言うように見間違いだろう。あらぬ噂がたったら、田中先生がここに居づらくなる。このことは口外しない方が良い」
「・・・・・でも」
1年生が言いにくそうに、つぶやいた。
「おかしいんですよね」
「何がだ?」
嫌な予感がする。
「僕は、会長と田中先生が体育館ステージに立っているのを見ていたんですが・・・」
周囲を気にする様子を見せた1年生を奥の書庫へ連れて行く。
田中先生と司。
何があったのか、聞いておいた方が良い。
「ここなら、他に誰も聞いていない。見たままをいっていいぞ」
「僕の位置からは、田中先生が会長を突き飛ばしたように見えたんです。会長は目眩がしたから倒れて、それを田中先生が助けようとしてくれたと言っているので、多分、見間違いだと思うのですが」
「話してくれてありがとう。ただ君の言うように見間違いだろう。あらぬ噂がたったら、田中先生がここに居づらくなる。このことは口外しない方が良い」