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ツインズ・ラブ

第4章  転校生来校(Side司)

 朝のSHR。
 担任の小林先生が見慣れない生徒を連れていた。
「転校生の神田龍聖君だ。みんな、宜しく頼む」
 一言で言えば、スポーツマンの印象だった。身長180センチ強。陸上選手のように細身ながらも、筋肉のついた身体。
「かっこいい・・」
 その瞬間、神田君は、ぼそっとつぶやいたクラスメイトを鋭い眼差しで睨んだ。睨まれた佐藤は、明らかにオロオロと動揺していた。

 ライオンみたいだ・・・。
 俺に関わるなオーラが全身からにじみ出ている。

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