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ツインズ・ラブ

第22章  波乱の文化祭(Side司)

 どうしよう。代役? 同レベルの芸能人を今から手配できる?

 様々な方法を考えていく。
 でも、どれが良いのか、判断に迷う。
 
 ひとりで考えるだけ、時間の無駄か。
 みんないるんだから。
 僕1人で考えるより、みんなで考えればいい。

 少しでもみんなの疲れを癒やして、自由な意見を出してもらえるようにしよう。

「お願いがあるんだけど」
 僕は、葉月達より一足先に生徒会室にもどってきた庶務の1年生に声をかける。
「お茶をいれるから、手伝ってくれない?」
「わかりました」
 とっておきの紅茶とクッキーを出そう。それから、玉露もあったよな。

 僕はいそいそとお茶の準備を始めた。

 

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