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ツインズ・ラブ

第24章 再会(Side 智則)

 早く二人っきりになりたいな。
 そう思うのと同時に。
 もう、葉月は僕のこと、何とも思っていない・・・。
 そんな思いが頭をよぎる。
 でも、そんな想像はしたくない。それが例え真実だったとしても、今は目を背けたい。
 葉月のことを諦められない。
 未練がましい自分が嫌になる。
「・・・・さん、椎葉さん。大丈夫ですか?」
 理事長の心配そうな声に意識が戻る。考え込んでしまって、話を聞いていなかった。
 仕事できているのに、プロ失格だ。
「申し訳ありません、少し寝不足で」
 仕事が原因じゃないけど。
 ストレスで眠れてない。
「まだ出番まで時間がありますから、少し休まれますか?」
「大丈夫です。心配かけて申し訳ありません」
「そうですか。それでは、私はこれから来賓の接待をしければなりませんので、少し席を外します」
「わかりました」

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