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ツインズ・ラブ

第5章  不可侵条約(Side葉月)

 もういい加減、限界なんだよ。
 そろそろ、俺に美味しくいただかれろよ、司。
 目線の先で司を見ながら、他のメンバーに指示をする。
「生徒会執行部役員と生徒指導部の先生方の分だから、まずは20部つくってくれ」
「わかりました」
 司は、俺の視線に気がついたのか、
「なに?」
「それが終わったら、この書類を見て」
 田中から受け取っていた例の書類を司に見せる。
「わかった」
 役者はこれで全部そろった。
 さぁ、ゲームのはじまりだ。

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