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ツインズ・ラブ

第30章 番外編① 司 & 葉月

 一緒に朝食を食べ、そして片付けまで済ませる。その後、葉月に今日の予定を聞かれた。
「予定?今からテスト勉強をするために制服に着替えて、図書館へ行こうと思っているけど」
 そう答えると、葉月は、少しに怒ったような顔になった。
「そう」
 明らかに不機嫌だ。
 何かあったのかな。
 そう思っていると、葉月は食器を洗った手を拭きながら僕に尋ねる。
「俺が怒ってる理由、わかってないよね」
 正直に頷く。
「そうだよね」
 葉月は、僕に近づくと僕の顎をつまんで、顔を上に向けさせる。
「?・・・」
 何をされるのかと怪訝な顔で見つめると・・・。
 目をつぶった端正な葉月の顔が近づいてきて、キスをされた。

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