ツインズ・ラブ
第31章 番外編② 司&葉月
図星を指されて、一瞬動きが止まる。
「乗り換えるか?」
そんなことできない。
僕は即座に首を振った。
「冗談だ」
神田はそう言いながら、何か考えているようだった。僕を見ながら、誰かを思っているような、気がする。
「でも、神田。好きな人ができたでしょ」
今度は神田が慌てはじめた。
顔が耳まで真っ赤だ。
「・・・えっ・・・と。誰に聞いたのかな、はづきとか?」
言いにくそうに葉月の名前を出されたけど、僕は葉月とそんな話をしたことはない。
「何となく。以前の神田と違う気がするから」
「まぁな」
「うちの学校の人?」
「ああ」
極端に口数が減った。
真っ赤になった顔が可愛らしい。つい、意地悪したくなる。
「乗り換えるか?」
そんなことできない。
僕は即座に首を振った。
「冗談だ」
神田はそう言いながら、何か考えているようだった。僕を見ながら、誰かを思っているような、気がする。
「でも、神田。好きな人ができたでしょ」
今度は神田が慌てはじめた。
顔が耳まで真っ赤だ。
「・・・えっ・・・と。誰に聞いたのかな、はづきとか?」
言いにくそうに葉月の名前を出されたけど、僕は葉月とそんな話をしたことはない。
「何となく。以前の神田と違う気がするから」
「まぁな」
「うちの学校の人?」
「ああ」
極端に口数が減った。
真っ赤になった顔が可愛らしい。つい、意地悪したくなる。