ツインズ・ラブ
第31章 番外編② 司&葉月
ドアを開けると、やっぱりそこには葉月が居た。
「司、いるよね?」
「どうぞ」
葉月は大きなコートをと僕の靴を手に持っていた。室内にコート?
「早かったね」
「そうだろ」
「もう少し時間がかかると思っていたのに、さすがだね」
「・・・・」
葉月はじろっと神田を睨む。
そして、僕の近くまで来ると、
「帰ろう」
にこっと笑ってくれた。
怒っていない?
コクンと頷いた僕に葉月は手に持っていたコートを着せる。
「薄着じゃ、風邪をひくから」
葉月の優しさに心がうたれる。葉月のコートらしく、少し大きめの服が僕の全身を包む。
確かにあったかい。葉月は次に靴を床において、僕に靴を履くように促した。
慌てて飛び出したから、裸足できたんだった。
「独占欲の塊だね」
「お前に言われたくない」
葉月は神田を一瞥すると僕の手を引き、部屋から出て行こうとする。
「神田、本当にありがとう」
僕は慌てて神田に御礼を言うと、神田は笑顔で見送ってくれた。
「気にすんなって。いつでも来て良いから」
ほんと、良い奴だ。
「じゃあね」
葉月は勢いよく部屋のドアを閉めると、僕らの部屋に向かって無言で歩き始めた。
「司、いるよね?」
「どうぞ」
葉月は大きなコートをと僕の靴を手に持っていた。室内にコート?
「早かったね」
「そうだろ」
「もう少し時間がかかると思っていたのに、さすがだね」
「・・・・」
葉月はじろっと神田を睨む。
そして、僕の近くまで来ると、
「帰ろう」
にこっと笑ってくれた。
怒っていない?
コクンと頷いた僕に葉月は手に持っていたコートを着せる。
「薄着じゃ、風邪をひくから」
葉月の優しさに心がうたれる。葉月のコートらしく、少し大きめの服が僕の全身を包む。
確かにあったかい。葉月は次に靴を床において、僕に靴を履くように促した。
慌てて飛び出したから、裸足できたんだった。
「独占欲の塊だね」
「お前に言われたくない」
葉月は神田を一瞥すると僕の手を引き、部屋から出て行こうとする。
「神田、本当にありがとう」
僕は慌てて神田に御礼を言うと、神田は笑顔で見送ってくれた。
「気にすんなって。いつでも来て良いから」
ほんと、良い奴だ。
「じゃあね」
葉月は勢いよく部屋のドアを閉めると、僕らの部屋に向かって無言で歩き始めた。