ツインズ・ラブ
第31章 番外編② 司&葉月
自分たちの部屋に入るとようやく手を離してくれた。
カチッという音がする。葉月が部屋の鍵を閉めたんだろう。背中を向けたままの葉月に僕は後ろから抱きついた。
「ごめん、葉月」
着替えさせたり、朝食を作ってくれたり・・・。色々してくれていて、僕のことを考えてくれていたのに。
「俺のほうこそ、ごめん」
葉月は僕のほうを向き直って、謝る。近くで見ると相変わらずひどい顔だ。
くっきりと浮かび上がった隈が葉月が寝ていないことを示している。
「眠れなかったんだよね」
「ああ」
「それなのに、色々してくれてありがとう」
「うん」
前から抱きしめられる。
その感覚が落ち着く。
「・・・・司」
「うん?」
「キスして良い?」
僕は返事のかわりに目を閉じた。すぐに唇に葉月の体温を感じる。ちょっと触れるだけのキス。
それを何度か繰り返してから、葉月は自分の舌を僕の口の中に入れてきた。
カチッという音がする。葉月が部屋の鍵を閉めたんだろう。背中を向けたままの葉月に僕は後ろから抱きついた。
「ごめん、葉月」
着替えさせたり、朝食を作ってくれたり・・・。色々してくれていて、僕のことを考えてくれていたのに。
「俺のほうこそ、ごめん」
葉月は僕のほうを向き直って、謝る。近くで見ると相変わらずひどい顔だ。
くっきりと浮かび上がった隈が葉月が寝ていないことを示している。
「眠れなかったんだよね」
「ああ」
「それなのに、色々してくれてありがとう」
「うん」
前から抱きしめられる。
その感覚が落ち着く。
「・・・・司」
「うん?」
「キスして良い?」
僕は返事のかわりに目を閉じた。すぐに唇に葉月の体温を感じる。ちょっと触れるだけのキス。
それを何度か繰り返してから、葉月は自分の舌を僕の口の中に入れてきた。