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ツインズ・ラブ

第31章 番外編② 司&葉月

「夜の営みがつらいってこと?」
 露骨な表現に顔が赤らむ。
 ここが人がいない保健室で本当に良かった。
「・・・・・・・」
「葉月に待てを覚えさせたら?」
 神田は軽い口調でそう言った。
 待てって・・・。
 犬じゃないんだけど・・・。
「それとも、風俗くらい許してあげる?」
 ふうぞく?
 ふうぞくって・・・・。何?
「ふうぞく?」
 ???と言う意味を込めて、その言葉を繰り返す。
「ソープって言ったら分かる?」
「石けん?」
「!?」
 神田は本気で驚いていた。
 マジ?
 口にしなくても顔がそう言っていた。
「葉月、ほんと過保護なんだな」
 呆れたような口調で言われる。

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