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ツインズ・ラブ

第7章  画策(Side 葉月)

 身体が熱い。涙目になっていく。もうどうにかして欲しい。
「お・・・ねがい・・・」
 僕は葉月の顔を両手で包み、唇に触れるだけのキスをする。
「立って」
 葉月に促されて、バスタブに両手をつき、這うように身体をあげる。上手く足に力が入らなくて、腰を葉月に突き出すような姿勢になってしまう。
 葉月は器用に僕の中心から手を離さず、僕の熱が放出される先を失う。意識がぼうっとしてくる。
「はづきぃ・・・。もう、げんかい・・・だから・・」
 ねだるような甘い声がお風呂に響く。恥ずかしさなんて、いつの間にか跳んでしまっていた。
「ぼくのいやらしい・・・、ここにはづきの・・・をいれて」
 両手でお尻を開くようにして誘う。後ろを見ながら葉月の表情を見ると、興奮しているのか、顔が紅潮していた。

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