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あなたの執事

第10章 気持ち

翌朝、いつもよりも早く目が覚めた


まだ薄暗い室内に、何事もなかったような気持ちになる


部屋にはもう龍はいない


ベットから降りて鏡の前にいきガウンを脱ぐ


パサ…


あたしは、鏡に映った無数のキスマークを見つめ胸が締め付けられる


あんな龍初めてみた…


キスマークは服を脱がないと見えないところばかりについており、万が一ほかの男がみても、ゆいは既に誰かのものになっていると思わせざるおえないくらいについていた。


「…はぁ………」


龍のことは小さいころからずっと一緒でお兄ちゃんのように慕っている


身体の関係も、龍なら嫌じゃなかったしそれが今も続いているだけ…


今まで特にその気持ちに違和感を感じることはなかったけど、あの人と…シンと出会ってから心のどこかに違和感を感じるようになった。

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