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あなたの執事

第15章 突然

バタン!!!


急に部屋の扉が開いた




あたしと龍は驚いて扉のほうをみる


そこには、息を切らしながら赤い顔をしたシンが立っていた



ゆい「…シン…!」


シン「ゆい様……」


はぁはぁと息を整えながら部屋に入ってくる




シン「龍さん、ゆい様から手を離してください」



龍「…ノックもせずに入ってくるとは、執事失格だな」


シンはキッと龍を睨み

シン「ゆい様の身を守るのが執事の役目ですので」


龍「私がゆい様を危険な目に晒すとでも?」

不快な目つきでシンを睨む


シンはゆいに目をやり、手を出す



シン「ゆい様、こちらへ」




ゆい「…シン」




あたしがシンの元に行こうとすると、龍がそれを阻止する




ゆい「…りゅう…」




龍の顔を見上げると、とても寂しそうな顔をしてあたしを見つめている

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