テキストサイズ

ねぇ、麻弘…

第2章 胸さわぎ

麻弘が、ポツリと呟いたが、私は聞き取れなかった。

「何言ったの?」

「4年になる前に進路決めないとならないんだ。大学院まで進んで、留学するかもしれないから、もしかしたら、この家に居ないかもしれない」

ピコピコとコントローラをいじりながら話した。

「やりたい事あって良かったね。てか、この後どうするか教えて」

RPGで1番苦手な戦いのシーンをクリアしてもらって、コントローラを麻弘から受け取り、私はどんどん話を進めていった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ