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ねぇ、麻弘…

第2章 胸さわぎ

「もう姉ちゃんとも、こうして遊ぶ事ないな。最近、すげー疲れるんだ」

「だったら、ゲームしてないで寝れば? たまに家にいる時くらいはゆっくりすれば?」

先ほどからお互いにコントローラを奪い取りながら、地味にゲームを進めている。

「肉体疲労はないんだ。あ、いよいよラスボス」

このゲームが終わったら、麻弘は、どこか行ってしまう気持ちに襲われた。

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