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ねぇ、麻弘…

第4章 夢であって欲しかった

「麻弘、家に着いたよ。いつまで寝ているの?」

私は、硬くなった麻弘の身体を揺らした。

ピクともしない。

瞼も動かない。

呼吸……していない。

「冗談やめてよ」

私は、麻弘の肩を揺らした。



嘘だと言ってください。

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