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ねぇ、麻弘…

第4章 夢であって欲しかった

やがて、両親と麻弘は病院の担架に乗せられた状態で戻ってきた。

病院の関係者が、既に敷かれている布団の上に、麻弘を置いた。

麻弘は胸の上で両手を組んで、瞼を閉じている。

おそらく、着替えさせる間もなく、病院で貸し出された患者用の衣装のままだ。

い・や・だ!!

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