テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第2章 彼氏が××してました。

毎回そう。



毎回毎回、同じセリフで私を納得させようとするんだ。


毎回、必ず



『心愛、これには深い理由があってね?』



そう切り出して、最後の〆は




『俺が好きなのは心愛だけだから』




だから今だって‥‥。



気付けば彼の腕の中、


ついさっきまで抱いてた女性の匂いを全身に纏った彼の腕の中に包まれて





「他の奴等には“愛”はない。

俺が愛してるのは心愛だけだよ」




そっと耳元で囁かれてギュッと抱き締められると、






「…‥‥分かってるよ」






許しちゃうんだ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ