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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第9章 別れの曲

店長は眉を下げて少し呆れた風な顔で、いつもより少しだけ柔らかい眼差しで見下ろしてた。




「…なんで分かったんですか…?」



店長に昨日の出来事なんて話してもないのに…。


なんでダメだったって分かったんだろう。




すると店長はクスッと笑って



「俺は徳チャンの事は何でもお見通しなんだよ!」



「わっ…!!」




って私の頭を今や恒例の如くワシャワシャ。




「だから!!髪をぐしゃぐしゃするの止めてくださいっ!!」




睨みながら手櫛でぐしゃぐしゃになった髪を解く。





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