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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第9章 別れの曲

「え?!本当にここの住人なの?!」


「じゃぁ何で鍵を俺が持ってんだよ」


「……盗んだ…とか?」


「犯すぞ」



思いっきり鋭い目で睨まれて。

挙句に破廉恥極まりない発言をされて思わず黙りこくる私。


静かになった私に満足したのか光は鼻歌。


繋いでる私の手を引いてエレベーターに乗り込んだ。



拓ちゃんの階を押して。

点滅する数字を眺めながら光と初めて逢った時の事を思い出す。



…そう言われてみたら…



光と逢ったのもこのマンションの下だったなぁ…。


それを思い出してみたら、光がここのマンションの住人って事も、

拓ちゃんが既婚者って事も知ってても変じゃないのか…。









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