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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第10章 自暴自棄

「だったら俺が抱いてやるよ。

それであんた、満足なんだろうが」



さっきまで優しかった光から一転。

鋭い目つきに冷たく低い声。


そして、私の腕を掴む力を更にグッと力を込めて




「着いて来い」



吐き捨てるように告げてエレベーターを降りた先は…



1階じゃなくて6階。



私の腕を掴んだまま無言で歩く光の後ろを黙って着いて行くと




ガチャッ



「入って」



顎で“中に入れ”としゃくる光。



「え…、ここって……」


「俺んち。」




どうした?早く入れよって促されるがまま、私は家の中へと入った。










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