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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第11章 想い出

どんな奴が敢えてのゴミ捨て場の真ん前でしゃがみこんで泣いてんのか見てやろうとチラ見した時


彼の手の中でぐったりと横たわる子犬が視界に入った。





「あのっ…?ワンちゃん…」



「……えっ?」



「ワンちゃん…もしかして…」



「死にそうなんだ…早く何とかしてやらないと…!!」



「えっ!!?」






これが、拓ちゃんと初めて出逢って

初めて交わした言葉だった。








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