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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第11章 想い出

エレベーターに乗り込んで1階に向かいながら、ふと疑問が浮上。



「光の家ってお母さんも働いてるの?」



もう20時近い時間。

結構居たけど誰にも合わなかったもんね?



「あー、うちの親、昨日から結婚記念日で自分達が挙げた挙式近くのホテルに泊まってるよ。

教会に毎年記念日ごとに行ってっから」



「えー!」


「まぁ、毎年行ってんだけどね。
良く飽きないなと不思議だよ」



って光は苦笑してるけど…


私からすると、すっごくいい話!!

毎年、忘れず結婚祝いを2人で挙げた教会に訪れるって何か凄く羨ましい…




そんなロマンティックな夫婦から




チラッと光を見る。



「何?」
「別に」



どうやったら、こんな口の悪い男が生まれるんだろうか……。



不思議だ。うん。








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