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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第12章 年上×年下

だけど。



「大丈夫だって。」


「――――え?」


「今、消えたデーター以上にこれからはもっともっと、もっといい想い出があんたには増えるから。」


「光……」


「1年間、心愛はあいつの2番や3番手だったんだから。

今度は、その携帯のデーターに誰かの1番手として幸せな記憶を増やしていけばいいんじゃねーの?」




私の携帯に指を差してニカリと笑ってそう言った光の言葉に、



胸が今度はふわっと温かくなった。




「20枚消したなら40枚。40枚消したなら80枚。

今まで以上に幸せな画像でいっぱいにしてやれ!」


「うんっ!!」





――――そして…。








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