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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第12章 年上×年下

歩きながら、目につく木の実を取って鞄に入れてみたり


木々から漏れる木洩れ日の下で可愛く実ってるキノコを携帯で写真撮ってみたり



たまに足元に躓いた時は直様



「大丈夫か!?」


身体を支えて助けてくれた。

勿論


「今、躓くとこあった?鈍臭ぇ」


暴言は付き物。



だけど、何だろう…。

適応能力とでも言うんだろうか?



これだけ長時間2人でいると暴言も慣れてくる自分が居て

ちょっとそっとじゃイライラしなくなるから不思議だ。



バスを降りて15分程度山の中を歩いた頃。



突如、「んっ!」と私の目の前に差し出される左手。







え?何?





思わず、立ち止まってその左手を見入る。









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