無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そんな私に光は小さく溜息。


「こっからあと少しなんだ。俺の目的地まで」


「…え？」


「心愛をビックリさせたいから目ぇ綴じて欲しいわけ。

着くまで俺が扱けないように支えながら誘導するから。

オッケ？」



…いやいや。

オッケーかどうか言われても…。




「…目、綴じたら感動すんの？」

「絶対感動する。１００％保障する」




って力強く自信満々に言う光。



何故だか分からないけど、光の“保障する”の言葉は妙に私を納得させるものがあって。



「…分かった。信じる」


「おう！信じろ！」


「その代り扱けないようにしっかり支えてよ？！」


「フッ。任せとけ」





私は目をギュッと閉じて、


今度は私が光に向けて

「んっ！」

右手を光に差し出した。