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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第12章 年上×年下

まさか、思った事を知らない間に口走ってるなんて思いもしなかった私は恥ずかしさで顔が火照る。


そんな私を見て光は私の頭にポンと軽く手を乗せて




「っとにあんたって、バカだな」




少しだけ首を傾げて優しく笑った。



…バカって貶されたのに…


胸がドキッとしたのはきっと、光の優しい表情のせいなんだろうな…。



なんて。









「腹減ったなぁ…心愛の手料理でも食いたいなぁ…」


「私、言っとくけど美味しいよ?」


「……胃薬居るからやっぱ止めとこ」


「はっ!?その前に食べささないけどねっ!!」


「はいはい」


「~~~‼‼」





綺麗な夕焼けが広がる空の下、ギャーギャー煩く騒ぎながら私の家方面へと歩き始めた。







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