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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第13章 年上×年下 2

…この手…何…??



一瞬、何の事か分からず光の手を見入る。



―――だけど、直ぐ光の行動が何なのか分かった。



多分…


私を安心させようとしての行動…なんだよね…?





『俺に任せておけばいいから。心愛は何も心配すんな』





さっきの光の言葉…


私はそっと光の手に自分の手をチョコンと乗せる。


その手をギュッと光が握った瞬間が合図。








「お前には心愛は渡さない」








拓ちゃんに向けて、低い光の声が静かに響き渡った。









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