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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第13章 年上×年下 2

「言っとくけど。

俺も、君みたいな男に心愛は渡す気、全くないんだけど?」



威圧的な光の雰囲気とは真逆

軽い感じの…

だけどどこか強い拓ちゃんの言葉が耳を伝い

思わず光の手をギュッと握る。

それに応えるかのように、光も私の手…というか、指を更に力を入れてギュッと握り返す。




「君は心愛のために何をしてあげれるって言うの?」


「あ?」


「俺は心愛が欲しい物は何だって買ってあげられる。
何だってしてあげれる。

君は?

君は何を心愛にしてあげれんの?」




静かに、ゆっくり光に向けて投げる拓ちゃんの言葉を聞いてた光は





「ブッ!!!」




何故か吹き出して、ケタケタと笑い始めた。




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