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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第13章 年上×年下 2

「あんたが心愛のためにしてやれることって所詮、全部金だろうが。

望む事は何でも出来る?

じゃぁ聞くけど、心愛が何をあんたに望んでたか知ってんのかよ!

何も知らねー癖に俺より自分の方が心愛を知ってる?

笑わせんなっ!!!」




拓ちゃんに言葉をぶつける光に対して

今度は拓ちゃんが光を煽るように静かに、冷静に、言葉を投げる。


その静かさと冷静さが…余計冷たい空気を創り出す。





「じゃぁ聞くけど。

そういうお前は心愛のために何がしてあげれるって言うの?」



どうなの?と、拓ちゃんの問い掛けに光はフッと軽く笑った後

私の手を握る力を強め





「俺はあんたみたいに心愛を泣かせない。

俺は心愛に涙なんか流させない。」





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