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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第3章 天使・・いや・・悪魔かも・・です。

「うん、いいよ?」



性格悪そうだから“え~面倒臭い”とかごねるかと思ったのに、意外にも即答で快諾した屋根上男は立ち上がって




“よっ”




と声を出して宙を舞った。




ふん。


じっくり顔拝んだ後に絶対言って――――






――――え…‥‥っ






そう意気込みながら、宙を舞う彼を見て思わず息を呑む。





だって…‥





駐輪場の屋根上から飛び降りる様が太陽の光に反射してか凄く綺麗に輝いて見えて


飛んでる姿も凄くしなやかで美しくて


彼の背中に帯びる太陽の光がちょうど羽のように見えて





一瞬





天使が舞い降りて来たのかと思った。







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