テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第14章 想い出の・・・・

それから。



ちょこちょこ、この公園で彼女を見かけるようになった。


と、言っても相手は全く気付く事もなく友人や、そして新しく出来たんだろう彼氏とケタケタ笑ってて。



あの涙を見たせいか、元気そうな彼女にホッとした。





―――なのに、その数日後。





塾帰り。


いつものように公園を横切ろうとした時





デジャヴ?





彼女は去ってく彼氏らしい男に笑顔で手を振った後


また


その場に蹲るようにして、声を出す事もなく静かに肩を震わせ




「…ッ…」




泣き出した。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ