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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第14章 想い出の・・・・

小さい癖に、更に小さくなって泣く彼女の背中を見ながら立ち尽くす俺。



また…振られたのかな。


だとしたら、どうして別れ際

あんな笑顔で手を振るんだろう。


そのくせ


…どうして、この人はこんなにも静かに泣くんだろう…




不思議で仕方がなかった。





俺はそのまま来た道をUターン。



今度は、自販機でココアを買って。




「はい」


「……え…」



泣いてる彼女の目の前にココアを差し出すと、きょとんとした顔で彼女は顔を上げて




「あ……」




少しビックリした顔で俺を見る彼女の顔は、この時も相当グズグズな顔でブサイク極まりないのに


前回と同様


可愛いと思ってしまった。





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