ふわふわ堕天使のスルメイカ
第17章 触れた想い
「心愛は何でも直ぐに顔に出やすいから、思ってる事直ぐ分かる」
クスクス笑いながら、拓ちゃんは私の頭を優しく撫でた。
付き合った頃から良く私の頭を何かあれば直ぐに撫でてた拓ちゃん。
その行為がとても大好きで、凄く心が満たされて。
凄く幸福感に頭を撫でられただけなのに感じてたのに
…今はどうしていいのか分からなくなる。
くすぐったいような、戸惑いにも似た良く分からない感情を心の中で渦巻かせてる私に
拓ちゃんはゆっくり言葉を紡ぐ。
「直ぐに分かるから俺、気付いてたんだ」
え……?
「心愛が女からの電話の度に苦しんでた事。
女のとこに行く俺を笑顔で送ってくれた後、本当は泣いてた事。
無理して笑ってた事。
本当は、全部知ってたんだ」
「拓ちゃん……?」
「知ってて、知らないフリをしてた。見てないフリをしてた。気付いてて逃げてた。」
「ごめんな…?心愛。
俺さ、昔から1番信用できないものが【女】。
1番嫌いなものは【女】だったんだ」
え――…?
クスクス笑いながら、拓ちゃんは私の頭を優しく撫でた。
付き合った頃から良く私の頭を何かあれば直ぐに撫でてた拓ちゃん。
その行為がとても大好きで、凄く心が満たされて。
凄く幸福感に頭を撫でられただけなのに感じてたのに
…今はどうしていいのか分からなくなる。
くすぐったいような、戸惑いにも似た良く分からない感情を心の中で渦巻かせてる私に
拓ちゃんはゆっくり言葉を紡ぐ。
「直ぐに分かるから俺、気付いてたんだ」
え……?
「心愛が女からの電話の度に苦しんでた事。
女のとこに行く俺を笑顔で送ってくれた後、本当は泣いてた事。
無理して笑ってた事。
本当は、全部知ってたんだ」
「拓ちゃん……?」
「知ってて、知らないフリをしてた。見てないフリをしてた。気付いてて逃げてた。」
「ごめんな…?心愛。
俺さ、昔から1番信用できないものが【女】。
1番嫌いなものは【女】だったんだ」
え――…?