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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第18章 触れた想い 2

俺の仕事の事をさっぱり知らない彼女

話しても全然興味を示さない彼女。


「俺ってカッコいいよねー!凄くモテるんだよ?」


「自分で言うほどさほど的ですよ?
言わせて貰いますけど!」



絶対に俺の容姿を褒めない彼女。


テレビに映る俺を観て



「いつも…ニコニコしてて疲れないですか?」


「……え?」


「私と居る時は無駄にニコニコしてなくていいですよ?

私が疲れちゃいますから…」




ズバリ当てちゃう俺の偽物の笑顔。

俺のパーツを見るわけじゃなく、ちゃんと俺自身と向き合ってくれる彼女。



絶対、そんな女居ないと思ってた。


そんな女は俺の前には現れないと思ってたのに……。




そんな彼女に何十年ぶりだろう…。







「心愛の事、俺が大切にしてあげたい」







恋をした。








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