ふわふわ堕天使のスルメイカ
第20章 拓ちゃんの心と私と・・・
「突き放したり、色々な事して自分から遠ざけてた癖に
あの日、店長に触れてる心愛を見たら堪らなくて抱き締めた。
心愛に触れる事を避けてたのに我慢できなくて、気付いたら抱き締めてた。
その時、改めて気付いたんだ。
あぁ…やっぱりこの娘が好きだって。
でも、あれ以上心愛と居ると今までの俺がやってきたことが全て無駄になる。
そう思ったから嘘吐いてあの場を離れた」
「だけど、途中で引き返したんだ。
抱き締めて改めて自分の想いを確認したからかもしれないけど
心愛と一緒に居たい。
そう思って引き返した」
―――初めて……。
って、当然だけど…。
初めて聴かされる事が多すぎて戸惑いの色が隠せない私は
拓ちゃんの顔を見入る。
拓ちゃんの顔は苦しそうな、淋しそうな顔を更に曇らせて
「そしたら、心愛はさっきの彼に抱き締められながら泣いてた。」
切なそうな声色で、呟くように小さな声で言った。
あの日、店長に触れてる心愛を見たら堪らなくて抱き締めた。
心愛に触れる事を避けてたのに我慢できなくて、気付いたら抱き締めてた。
その時、改めて気付いたんだ。
あぁ…やっぱりこの娘が好きだって。
でも、あれ以上心愛と居ると今までの俺がやってきたことが全て無駄になる。
そう思ったから嘘吐いてあの場を離れた」
「だけど、途中で引き返したんだ。
抱き締めて改めて自分の想いを確認したからかもしれないけど
心愛と一緒に居たい。
そう思って引き返した」
―――初めて……。
って、当然だけど…。
初めて聴かされる事が多すぎて戸惑いの色が隠せない私は
拓ちゃんの顔を見入る。
拓ちゃんの顔は苦しそうな、淋しそうな顔を更に曇らせて
「そしたら、心愛はさっきの彼に抱き締められながら泣いてた。」
切なそうな声色で、呟くように小さな声で言った。