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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第21章 愛の狭間で・・・

―――というか。


そもそも、1番重大な事を思い出した。


光も拓ちゃんも、きっと想いを全部私に伝えてくれた。

……んだと思う。



光は、私と再会するよりも前から私の事を想って探してくれてた事。

いつもバカ・アホって罵られてたけど、今思えば優しさのある罵りだった。


まぁ…中には普通の罵声もあったけど。

でも……。

泣きそうな時、どこからともなく現れ傍に居てくれた。

自信を無くした時、励ましてくれた。

勇気が無い時、傍で勇気を、ガッツを与えてくれた。

落ち込んでる時は、気分転換させてくれた。




拓ちゃんも。



沢山の笑顔をくれた。

沢山の幸せをくれた。

沢山の愛をくれた。

私の知らなかった世界を沢山教えてくれた。

少し歪んでるけど、愛情を向けてくれてる。







――だけど…私の“気持ち”は…?






選択するという事は、私自身

“どっちが好きなのか”

という事。



私は……光の事




好きなの………?







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