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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第21章 愛の狭間で・・・

何度か。

頭の中から2人を消し去ろうと頭を振ってリセットを試みたけど、全然ダメ。


振ってる時だけ消えて、また直ぐ頭の中に出没する彼ら。


…根強い奴等だなぁ……。

なんて言ってる場合か。


なんて1人でツッコみ。

なんてツッコミしてる場合か。



……ヤバい。ダメだ。

何も考えれなさ過ぎて思考がオカシイ。




「はぁ……」



帰宅して何度目だろうか。

数えきれない程目の、深い溜息を1つ。



私の様子が心配になったのか、上目で私の顔を覗き込みながら足に擦り寄る神(シン)。




「神、どうしたらいいと思う?」



私が首を傾げると神も同じように首を傾げる。



神にも分かるわけないよね。

当の本人の私が分からないんだもん。




光か、拓ちゃんか……。




果たして……。


クリスマスまでに私、答え出せるんだろうか


って、出さなきゃいけないんだろうけどさ。


って、これまた今日何度目か分からない自分ツッコミ。






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