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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第21章 愛の狭間で・・・

「どっちも選ばず、徳チャンが選ぶ相手は」


「あ、どっちにしろ誰か他にも選択肢が居るんですね?」



天井扇ぎながら目を綴じて考えてる風の店長を見ながら


私が他に選ぶ相手って誰なんだろう…


店長の次なる言葉に興味津々。

店長は天井から私に視線を流して、真顔。



「徳チャンが選ぶ相手は、この俺」


「えっ、」


「この俺を選ぶっていうの、どう?」


「あの……?」



「クリスマスに一緒にチキン売るなんてどう?」



「…………」



「ケーキもチキンも、なんならその後のおせちも一緒に売るとかどうよ?」



「…………」



「…………」



「…………」



「…………」



「………さ、仕事しようかな」



「お、おう、それがいいな」






何が“どうよ”だよ。

何の参考にもならんじゃないか。

てか、ただのシフトのためじゃないか!

一瞬、真顔で言われてドキッとした心を返せ!







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