ふわふわ堕天使のスルメイカ
第22章 心愛の“心”
――――12月は時が走るように過ぎる。
良くばぁちゃんが『忙しい!忙しい!』と言いながらそうボヤいてたっけ。
子供の頃や学生時代はそんなことちっとも思ってなかった。
12月はただ楽しい月。
冬休み。
クリスマス。
年末の大掃除はサボるとして…。
カウントダウン花火を見るための学生旅行。
楽しい事が多すぎて、時が走るように過ぎ去る事なんて大歓迎。
それくらいしか考えてなかった学生時代。
その時の自分に言ってやりたい。
あんた…能天気に過ごせるのも今のうちだけだよ。ケッ
てね。
今年の12月ほど時間に追われ、“決断”という文字に悩ませられる事はなかった。
そんなこんなで、気が付くと世の中は普段以上にクリスマスソングが今日は流れるんじゃないか?っていう
クリスマスイヴ。
クリスマス当日より、イヴの方が最近は恋人達もデート重視するというイヴ。
「徳チャン、チキン揚げといてくれる?」
「かしこ。かしこまりました、か…「忙しいんだから早くやれ。バカ」
「……はい。」
私は鬼店長と仕事ですが。
何か?
良くばぁちゃんが『忙しい!忙しい!』と言いながらそうボヤいてたっけ。
子供の頃や学生時代はそんなことちっとも思ってなかった。
12月はただ楽しい月。
冬休み。
クリスマス。
年末の大掃除はサボるとして…。
カウントダウン花火を見るための学生旅行。
楽しい事が多すぎて、時が走るように過ぎ去る事なんて大歓迎。
それくらいしか考えてなかった学生時代。
その時の自分に言ってやりたい。
あんた…能天気に過ごせるのも今のうちだけだよ。ケッ
てね。
今年の12月ほど時間に追われ、“決断”という文字に悩ませられる事はなかった。
そんなこんなで、気が付くと世の中は普段以上にクリスマスソングが今日は流れるんじゃないか?っていう
クリスマスイヴ。
クリスマス当日より、イヴの方が最近は恋人達もデート重視するというイヴ。
「徳チャン、チキン揚げといてくれる?」
「かしこ。かしこまりました、か…「忙しいんだから早くやれ。バカ」
「……はい。」
私は鬼店長と仕事ですが。
何か?