
ふわふわ堕天使のスルメイカ
第22章 心愛の“心”
クリスマス。
コンビニも所謂、『苦しみます』。
クリスマスケーキの注文やオードブルの注文でごった返すこのお店。
違うコンビニで働いてる友人に聞くと、その店はあんまり注文がないからって店長が嘆いてたって言うのに。
この店は毎年結構な数の注文がある。
別に店長が従業員に強要するわけでもないのに。
ぜーんぶ注文は店長の知人達。
中には店長の友人の常連さんの名前も……。
「彼、1人暮らしなのに…オードブルなんですか…?」
「いーんだよ食わせとけば。有無言わせず注文してやった」
「…………。」
あぁ、この人は悪徳商売染みた事をしてんだろうな…。
と悟った瞬間。
でも、それだけ沢山の知人が居て、嫌な顔1つしないで結局は買っていく店長の友人達を見てると
「徳チャン、休める時は休んでいいから。
あと、適当に食べれるモン買ってあるから食べな?」
「ありがとうございます!」
こういう、さりげない優しさや気配り出来る店長を好いてるからなんだろうなー。
と思うと、彼もきっとある種の
“人間タラシ”だな。
コンビニも所謂、『苦しみます』。
クリスマスケーキの注文やオードブルの注文でごった返すこのお店。
違うコンビニで働いてる友人に聞くと、その店はあんまり注文がないからって店長が嘆いてたって言うのに。
この店は毎年結構な数の注文がある。
別に店長が従業員に強要するわけでもないのに。
ぜーんぶ注文は店長の知人達。
中には店長の友人の常連さんの名前も……。
「彼、1人暮らしなのに…オードブルなんですか…?」
「いーんだよ食わせとけば。有無言わせず注文してやった」
「…………。」
あぁ、この人は悪徳商売染みた事をしてんだろうな…。
と悟った瞬間。
でも、それだけ沢山の知人が居て、嫌な顔1つしないで結局は買っていく店長の友人達を見てると
「徳チャン、休める時は休んでいいから。
あと、適当に食べれるモン買ってあるから食べな?」
「ありがとうございます!」
こういう、さりげない優しさや気配り出来る店長を好いてるからなんだろうなー。
と思うと、彼もきっとある種の
“人間タラシ”だな。
