ふわふわ堕天使のスルメイカ
第23章 St.Xmas
キラキラした笑顔で笑い合ってる3人を見ながら
そーっと……
そーっと…………
気付かれないように、1歩、2歩。
後ろへ下がって3歩目。
くるりと3人と逆方向を向いて、一気に走りだそうとした瞬間。
よくあるドラマのワンシーンの如く
「心愛!!!」
見つかった。
そのまま、知らん顔して走りさってやろうかと思ったけど…
「な、何?」
振り返る私は、世間で言うバカ正直なんだろう。
ビックリのような、ギクッ!としたような表情の私を、拓ちゃんは…
私の大好きな…
大好き“だった”、くっしゃくしゃの笑顔で一言。
「頑張って来いよ!!!」
親指を立てて私に向けた。
「………拓ちゃん」
拓ちゃんの笑みと言葉は、まるでこうなる事を予測してたような、そんな気がして。
胸がギュッと痛くなった。
でも、
「走って幸せ掴んで来い!!心愛!!!」
背中を押してくれた、拓ちゃんの言葉。
「…うんっ!!!!」
「心愛!」
「拓ちゃん!」
「「メリークリスマス!!」」
私は全速力で公園を走り抜けた。
そーっと……
そーっと…………
気付かれないように、1歩、2歩。
後ろへ下がって3歩目。
くるりと3人と逆方向を向いて、一気に走りだそうとした瞬間。
よくあるドラマのワンシーンの如く
「心愛!!!」
見つかった。
そのまま、知らん顔して走りさってやろうかと思ったけど…
「な、何?」
振り返る私は、世間で言うバカ正直なんだろう。
ビックリのような、ギクッ!としたような表情の私を、拓ちゃんは…
私の大好きな…
大好き“だった”、くっしゃくしゃの笑顔で一言。
「頑張って来いよ!!!」
親指を立てて私に向けた。
「………拓ちゃん」
拓ちゃんの笑みと言葉は、まるでこうなる事を予測してたような、そんな気がして。
胸がギュッと痛くなった。
でも、
「走って幸せ掴んで来い!!心愛!!!」
背中を押してくれた、拓ちゃんの言葉。
「…うんっ!!!!」
「心愛!」
「拓ちゃん!」
「「メリークリスマス!!」」
私は全速力で公園を走り抜けた。