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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第24章 聖なる夜に・・・・・・

ヒールの音を鳴らしながら、駅までの距離を全力疾走。


正直、あまり長距離走は得意な方じゃない。

学生時代、長距離走になると、お腹が急に痛くなる病に掛かってみたり

さっきまで元気だったのに、突如熱が出るという原因不明の病に掛かってみたり。

その癖。


体育の授業が終わりと、お腹痛いなんてどこ吹く風。

熱が出た?え?誰が?



所謂、サボり魔だった私。



“長距離なんてしんどいだけ。”

“走った後、血の味するしヤダ!”


そんな私が、学生時代以上に長距離を。

しかもヒールで走りまくってるなんて……。

しかも、結構な喉の奥が血の味。


……あの当時の友人が見たら度胆を抜かすだろうな。





――――駅に着いた私は、記憶を辿りながら切符を購入。


改札を抜けて、運良く来てた電車に乗り込んで。





ふぅ……





少しの間、休憩。




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