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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第27章 番外編

光は、私の手をしっかりと繋いだまま



「心愛、俺さぁ」


「ん?」


「柄にもねぇけど、あんたの事

知れば知るほど、惚れてんだけど」


「………えっ?」


「バカだし、アホだし、ドジだし。

疲れて帰って来た時の顔なんてボロボロだし、そんな日の寝顔はブサイクだし。」


「……えっと…」



それって…惚れるって要素がどこにも見当たらないんだけど…



「寝起きも無駄に悪いし、寝相も悪いし。」


「あ、あの……「だけど」







「そういうとこが、可愛いと思ってしまうんだから。

そういうあんたが、愛しいと思ってしまうんだから。

俺は重症なんだと思う」



「光………」


「だから、責任取れよ」


「えっ…」


「重症な俺を、しっかり傍で看病してろ。


分かった?


“重盛 心愛”さん?」



「……はい!」






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