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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第27章 番外編

それから1年。


光の毒吐きは相変わらず。

だけど、自分がどれだけ仕事で疲れてても

私のために家事を手伝ってくれたりと優しい光。

いつも、自分を置いて私を想ってくれる光だから


私が、光をとにかく気遣い、大切に、誰よりも1番に想う。


自分に無いモノを相手が補う。


だからこそ、いい夫婦関係で居られる。


…なーんて事を想ってるのは、私が新婚だからだろうか。


光が、私のために自分の事を後回しにしてる事に気付いてるように


光もまた、私が時折吐く


“反対言葉”


を、簡単に見破ってしまって。

その都度



「何、俺に遠慮してんの?

ったく。バカだな」



軽く叱られて

優しく、優しくギュッと抱き締めてくれた。



だから、今回。


光が仕事で忙しいのは知ってたんだけど。

休みがあまり取れないって知ってたんだけど…

いつもの私なら1人で行ってると思うけど




“俺達、夫婦だろ?”



ちょっとだけ、光の言葉に甘えてみたんだ。






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